三田村有純の世界 漆藝の国際交流 東西文化・歴史と美を訊ねて
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「四社一寺詣でと日本の伝統文化に触れる心の旅」
-2010年6月29日〜7月1日-

 

日本の伝統文化に触れる心の旅(輪島・珠洲・高岡・金沢)に、25名で行って参りました。

本物のの素晴らしさと合わせて、珠洲焼(陶器)・高岡銅器・大樋美術館見学、輪島重蔵神社での昼粥講(漆の御膳でのお食事)、須須神社(蝉折れの笛)、高岡関野神社(大払いと浦安舞)、高岡大仏寺(般若心経読経会と美しい安寿さま手作りのお膳)など、心のこもった日本の本当のご馳走、最高の出会いを体験できました。

 

本物に触れ、味わい、聴き、楽しむ旅で、良き伝統を再発見することが、素晴らしい文化を守り、育て、伝えることにつながれば幸いです。今回ご一緒できなかった皆様も、また次の機会にご一緒いたしましょう。

 

観光地ではない場所を何回も下見して細かく打合せし、企画を現実のものにしてくださった、高岡トラベルサービス(FAX 0766-25-3841)の斉藤さんに感謝します。







「三田村有純の最新刊」
-『お箸の秘密』 『漆 煌めきの刻』-

 『お箸の秘密』

 里文出版  定価  1300円+税

 

日本人には当たり前すぎて、誰も気が付かなかったお箸の話です。「お箸」は、楽しく美しく優れた知恵の世界です。三田村有純は、各地の小中学校や社会人公開講座で「お箸の講演会」を重ねてまいりました。その内容に、世界のお箸情報や箸作法、歴史などを加筆し、楽しくわかりやすくい本に致しました。そして、日本人がまったく知らない恐ろしい困ったお箸事情も書きました。皆様が「良い箸」を選ぶ一助になれば幸いです。

(2008年秋に東京藝大で開催された国際箸シンポジウム後も、世界の箸について調査を続けております。)

 

「三田村有純のお箸パフォーマンス講演より


 ここ最近持ち歩き箸・マイ箸が増えてきた。それに伴ってカラフルな塗り箸も増えてきた。しかし、遠い未来の世代に文化と健康を伝えるためにも、良いお箸を使って欲しいと思うのである。
 万が一、合成樹脂や合成塗料製のお箸を使っているのなら、食事の際に間違って嚼んだり、はがれた細かい塗膜を飲み込んでしまう事はしない方が良い。ごくごく微量でも溶け出す可能性のある料理も、それで食べない方が良い。
 もし、今使っている合成樹脂や合成塗料のお箸を使っていて、その先が擦れているなら、安全なお箸に取り替える事をお勧めする。それらの成分が食料と一緒にもうすでに体に入っている事を考えると、恐ろしくもあり、人類の未来に申し訳なく思うのである。
 私は、お箸の機能に耐えうる強度を持ち、体内に入っても絶対安全な合成樹脂は、現時点で地球上には無いと考えている。塗料の中に入っている有機溶剤は人体に入って良いものとは言えないからである。
 私が講演会で始めた「箸先をあぶる実験」がある。木に漆をきちんと塗ったものは、ライターであぶっても何の変化も起こさない。漆は熱に大変強く、灰皿が作れるくらいだからである。もちろん中の木が燃えない程度にあぶるのであるが、石油系化学合成塗料で塗られたお箸は、簡単に燃えて見るも無惨な結果となり、窓を開け放っても消えない程の異臭が残る。輸入される安くてキレイな箸には、家の内外の建築に使われる塗装と同じ様な成分の石油系化学合成塗料が使われていることもあるからだ。
 漆塗りは漆の木から採れる天然の液体を使用する。漆の樹液そのものは、食用や薬になり、口に入れても胃の中に入っても全く問題はない。人類の歴史の中で数千年も淘汰されずに残ってきた安全なものである。カタカナ書きの素材は石油系化学合成塗料であり、現在私たちが皆で参加している人体実験を経て、安全かどうかの結論が出るのはまだまだ先の話である。結論が出てからではもう遅いという事態にならない事を祈るばかりである。
 しかし最近の「漆塗り」には問題がある。
漆塗りという表示でありながら、天然の漆を使っていない物があるのだ。合成塗料のお箸が、若狭塗、津軽塗、輪島塗、会津塗などと表示されて堂々と売られているのを見ると、本当に残念である。○○塗というのは、江戸時代の藩政時代から作られてきた日本製漆器の各地方のブランド名称である。その歴史の上に立って、造り販売する側が消費者に勘違いを起こさせているように思う。現時点で日本人が使っているお箸は、ほとんどが危ない素材の物かもしれない。
 もし本当の漆塗りであるかどうかを試すのであれば、ライターで箸先に火をつければすぐに実証できる。塗料は燃え、漆は燃えないのである(実験される場合は十分注意して行って下さい)。
燃えてしまうお箸は今すぐに捨てることを提案する。そして、白木の箸の何も塗っていないもの(カビ止めや防腐剤加工のないもの)か、純粋の漆(漆顔料も油も入らない)を塗った箸を求めればよい。一度堅固した漆塗膜は鉛筆の硬度4H位はある。ただ顔料や油を入れると弱くなる。また、漆に混ぜて塗られた顔料は一般に安全とされているが、実際に「顔料そのものを食べたい人」はいないし、やはり危険である。口に入る箸先は本来顔料もいれず、漆だけを塗り込んだものが強く美しく安全である。
 もう一度言う。遠い未来の世代に文化と健康を伝えるためにも、良いお箸を使って欲しいのである。

 

 

「漆 煌きの刻(きらめきのとき)」

 

-江戸蒔絵の系譜-  (英訳付き)

 

里文出版 定価 1,904+税

 

初代 赤塚平左衛門(安永四年(1775)没)から始まる江戸蒔絵赤塚系の流れと、三田村に伝わる漆の技法などを書いた本です。十代目にあたる三田村有純が、父九代秀芳、祖父八代自芳、幼い頃に出会った蒔絵の大先輩達(赤塚自得、是真派の高井泰令、松哉派の守屋松亭など)の思い出も書きました。

 

英訳を付けましたので、海外の方にも江戸漆アートの流れが解ります。

 

URUSHI ART Glittering Moments in Time −A Tradition of Edo Gold−Sprinkled Lacquer Arisumi Mitamura translated byYoshie Itani

 

お手にとって頂けましたら幸いです。

 

お問合せは、お近くの書店 または 里文出版 (FAX  03-3352-7324)まで

 

 






活動情報等

展覧会情報

『木のまち おわせ おはしの日』

東京藝術大学の後援で三重県尾鷲市が、

《おわせマイ箸〜ひのき文化のかけはしに〜》を実施いたします。

 

場所:三重県立熊野古道センター

22年8月4日(水) オープニング:14:00〜 

三田村有純 講演会「お箸の秘密」:19:00〜

世界のお箸展:8月4日(水)14:00〜17:00、5日(木)〜18日(水)10:00〜17:00 漢・清時代〜の中国、高麗〜の韓国、モンゴル、ベトナム、ミャンマ-、現代の日本産地製、江戸時代〜現代、東京藝術大学漆芸科の先生方作品、尾鷲市民・小学生制作の、数々のお箸を展示

 

     お問合せ:尾鷲市役所 0597-22-0001



『第49回 日本現代工芸美術展 巡回展』

 漆天目蒔絵立体作品虹色の階段を出品し、以下のスケジュールで巡回いたします。今年度は審査員も務めました。現代作家の漆芸・木工・金工・染織・陶芸・人形・革工芸・ガラス・等の作品が一堂に会します。

 

東京 3月26日(金)〜4月4日(日)

会場  東京都美術館 

   4月4日(日) 午前11時〜 三田村有純ギャラリートーク

主催  社団法人現代工芸美術家協会

後援  文化庁・東京都・NHK

(展覧会終了後、東京都美術館は老朽化の改修ため全面休館に入ります。35年近くの季節に通って頂いた上野会場は2年間のお休みになり、50回・51回は金沢会場になります)

 

名古屋 4月6日(火)〜4月11日(日)

会場  愛知県美術館ギャラリー

主催  (社)現代工芸美術家協 現代工芸美術家協会・東海会

共催  中日新聞社・東海テレビ放送

 

京都 4月20日(火)〜4月25日(日)

会場 京都市美術館 本館

主催 (社)現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会・近畿会

 

岡山 5月1日(土)〜5月16日(日)

会場 岡山市デジタルミュージアム

主催 岡山市デジタルミュージアム (社)現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会・中国会

 

金沢 5月18日(火)〜5月23日(日)

会場 金沢21世紀美術館 市民ギャラリーA

主催 (社)現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会・石川会 北国新聞社

 

横浜 7月7日(水)〜7月22日(木)

会場 神奈川県民ホール

主催 神奈川県民ホール [(財)神奈川芸術文化財団] (社)現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会・神静会

 

長野 8月21日(土)〜9月26日(日)

会場 財団法人 水野美術館

主催 (社)現代工芸美術家協会 (財)水野美術館 (株)信濃毎日新聞社 現代工芸美術家協会・長野会

 

山梨 9月30日(金)〜11月20日(日)

会場 身延町なかとみ現代工芸美術館

主催 身延町なかとみ現代工芸美術館 (社)現代工芸美術家協会 現代工芸美術家協会・山梨会



『蒔絵マイ箸』

三田村有純蒔絵の携帯折りたたみ箸は、世界中どこででも「日本=japan=漆」を紹介できる、ネジでジョイントする形式のゴージャスでコンパクトなマイ箸です。
携帯箸、ケース、箸置き、藍染こぎん刺しの袋2点のセットです。

お箸に名入れ(無料)をする場合は1ヶ月ほどお時間を頂戴いたします。

下記のお店にお問合せ下さい。

 

東京藝術大学内アートプラザ 東京上野公園内 

TEL/050-5525-2102

陶芸の店 もと子
東京都渋谷区広尾5-6-6 広尾プラザ2階

TEL・FAX/03-3441-2515 

http://www.tougei-motoko.com/ 



『DVD 漆藝 煌めきの刻』

 

 

『日本の藝術家DVDシリーズVOL.1 三田村有純の世界』 Urushi art-the moment glitters 漆藝家としての想い、制作風景などをコンパクトにまとめました。好評です。

日本語と英語の字幕切り替え付き 25分  定価4800円+消費税

発行(株)藝祥 

ご注文はお近くの書店まで (ISBN 978-4-915790-32-4)

(株)藝祥 TEL 03-5520-0251 FAX 03-5520-0252 でも注文をお受け致しますが、その場合送料が+されます。

『日本の藝術家DVDシリーズVOL.2』は藝大学長の宮田亮平先生の鍛金の世界です。合わせてご覧頂けると幸いです。



『2010年 これまでの活動』

台湾藝大の授業と4大学での講演

429日〜55日まで、台湾藝術大学学生26人を対象に、日本の漆芸技法を教えてきました。

皆とても熱心に漆について学びました。 

 

内容:漆精製法(ナヤシと黒目)、沈金技法(沈金刀制作から金箔入れまで)、高蒔絵技法(高上げ漆の制作、高蒔絵)、墨流し技法による蒔絵など、午前9時から午後5時まで開講。壁面3点の作品を仕上げる。

 

また、90分の講演を4つの大学でも行いました。

テーマ:芸術の三要素、日本の漆芸の現在事情、シノワズリーとジャポネズリーについて

 

428日(水) 台中教育大学にて講演 台中市

429日(木) 台湾藝術大学にて講演 板橋市

5月 3日(月)  明道大学にて講演    彰化市

54日(火) 台湾師範大学にて講演 台北市 

 

講演 中国閩江学院 】2010年3月30日(火)テーマ:当代の漆芸 

 

【特別展「光 - 歌会始御題によせて - 」に出品致しました】

三田村有純作 漆立体作品『光舞う刻』が、光をテーマにした近現代の美術・工芸品約40点とともに展示されました。

 

会場:式年遷宮記念 神宮美術館(伊勢市)

三重県伊勢市神田久志本町1754-1

TEL 0596-22-5533 FAX 0596-22-5544

会期:平成22年2月17日(水)〜3月22日(祝)

時間:9:00〜16:30(入館は16:00まで)

休館:月曜日   観覧料:大人 700円 高大学生 400円 小中学生 300円

 

【My箸講座  沢の鶴 蔵開き2010 】

★世界にひとつだけの「My箸(はし)を作ろう!」講座 

沢の鶴本社・瑞宝蔵 神戸市灘区新在家南町5-1-2   小学生以上の方(小学生の参加は保護者同伴)   3月21日 13:30〜15:30 (受講費用:1人1,000円)
講師:三田村有純氏(東京藝術大学教授、国際箸文化研究所所長)


「お箸」のお話と自分の手にあった、世界に一つだけのお箸をつくりました。

蔵開きは、酒造り唄の披露、菰巻き実演、生原酒や甘酒の無料試飲、お楽しみ抽選会など、お天気にも恵まれ大盛況でした。

 

【漆の授業と講演 中国北京】

3月9日(月)〜3月15日(月) 北京中央美術学院で授業をして参りました。

内容:沈金技法(沈金刀制作から金箔入れまで)を中心に日中漆芸技法の比較について授業。

講演テーマ:日本の漆芸と現況

 

【講演 漆の話、昼粥講参加 】
2月 高岡関野神社にて講演いたしました。

輪島の重蔵神社で行われる昼粥講に参加しました。旬の海の幸と山の幸が丁寧に料理され、きちんと作られた上等な漆ぬりのお膳が美味しさをさらに引き立てます。本物の豊かさを実感できるひと時でした。

 

【展覧会 九つの音色 in 日本平】

1月23日・24日の2日間 静岡の日本平ホテルにて10年間活動を続けてまいりました9人の展覧会が開かれました。10年を一区切りとすることでスタートした会の、10年目最後の会となりました。

 10年間の「九つの音色」の活動は、東京日本橋で3回、北京、ソウル、福岡と様々な場所で展覧会を開催し、沢山の方にご覧頂きました。また、清華大学を始めとする中国の3大学、韓国の6大学などとも学術交流を行い、交流を深めることが出来ました。

 応援してくださった皆様、10年間沢山の活動をともにした「九つの音色」の大樋年雄(陶芸)、佐伯守美(陶芸)、須田賢司(木工)、田口義明(漆芸)、中島宗皓(書)、福王寺一彦(日本画)、藤田潤(ガラス)、宮田亮平(鍛金)の各先生方、ありがとうございました。

 



『2009年までの活動』
 「 第5回 九つの音色 祈りの継承展 」 

暮のあわただしい中、沢山の方にご覧頂き、真にありがとうございました。

「祈りの継承展」in 福岡 はせがわミュージアム福岡(11月23日〜29日 福岡市博多区上川端町12-192)

「祈りの継承展」in 銀座 はせがわミュージアム銀座(12月7日〜13日 中央区銀座1-7-6)

大樋年雄・佐伯守美・須田賢司・田口義明・中島宗皓・藤田潤・福王寺一彦・三田村有純・宮田亮平。九人の藝術家に受け継がれた伝統と洗練の技が、 九つの音色となって響き合いました。  

「九つの音色」として5冊目の本、『九つの音色 祈りの継承』も里文出版より出版致しました。九つの音色刊行委員会 著 定価2,940円(税込)A4判上製 96頁 お近くの書店にご注文下さい。

 

「藝大内での展示」

『世界のお箸展』

主催:東京藝大漆芸研究室 国際箸文化研究所

期間:11月9日(月)〜20日(金)中国・韓国・モンゴル・ベトナム・日本。木・竹・石・銅・銀・真鍮・骨・象牙・磁器・紙・漆・プラスチック製の様々なお箸をご覧頂きました。

「国際箸の日記念ギャラリートーク」

11月11日(水)13:30〜 日本のお箸、世界のお箸のあれこれをお話し致しました。

場所:お箸展・トークともに、東京藝術大学 漆芸研究室ギャラリー(総合工房棟A棟5F) 無料。

『漆のかたち展2009』

会期:11月3日(火・祝)〜11月23日(月・祝)

場所:藝大アートプラザ TEL:050-5525-2102 (藝大の企画開発品や、教員等が創作した作品等の教育研究成果を、社会に対して積極的に発信する藝大内ミュージアムショップです。)

「漆のかたち展」は、本学漆芸研究室出身の同大学教員による漆芸品の展覧会で、オブジェ、花器などの立体作品と平面作品の88点を展示・販売致しました。 http://www.geidai.ac.jp/info/20091106.html

 

「 第41回日展 」 

第4科・工芸美術に「星・あふるる処」を出品致しました。

10月30日〜12月6日 六本木・新国立美術館

入場料:一般1200円 高・大生700円 (割引券HP http://www.nitten.or.jp/waribiki.html )

 

「 ニューヨーク展 江戸蒔絵の系譜 」

「漆芸 煌きの刻(きらめきのとき)展」

大勢の方のご協力のもと、無事に会期を終了致しました。誠に有難うございました。展示作品の1点がMOMAミュージアムのディレクターの目に留まり、館長オフィス収蔵となりました。

会期:9月22日(火)〜28日(月) 

会場:THE NIPPON CLUB GALLERY(145 WEST 57th Street New York NY 10019)

内容: 作品総数 約60点 十代三田村有純作品の他、江戸蒔絵の系譜として、七代赤塚自得、高井泰令、八代三田村自芳、九代 三田村秀芳(秀雄)、三田村貞秀(有純長男)、三田村有芳(有純次男)の作品も展示いたしました。  連綿と現代に伝えられた江戸蒔絵を、展覧会、出版、講演会を通して広く公開いたしました。

後援:日本大使館、国際交流基金

協力:日本航空

 

『出版記念講演会』9月10日4:30〜5:40 新宿京王プラザホテル)は終了いたしました。

「ウルシ ジパングからきた宝」

井谷善惠・オックスフォード大学博士 

「ヨーロッパで作られた日本」

三田村有純・江戸蒔絵十代、東京藝術大学教授

『出版記念会』(9月10日6:00〜8:30 新宿京王プラザホテル)は終了いたしました。

当日は約330名の方にお集まり頂きました。お越し頂いた皆様、ご協力頂いた皆様、有難うございました。

 

「 仰げば尊し1人と5人の漆芸家 」

長野県安曇野市北穂高の《安曇野橋節郎記念美術館》にて開催いたしました「仰げば尊し1人と5人の漆芸家」は、お陰様で無事、8月30日に会期を終了いたしました。

橋節郎先生(1914〜2007)と東京藝術大学で教えを受けた5人の漆芸家による展覧会に、暑い中お出かけくださった皆様、誠にありがとうございました。 

 

私が橋先生から初めてお声をかけて頂いたのは、23歳、大学院一年の秋に初入選した日展の懇親会でした。

その後、藝大に教授として60歳で迎えられた先生の、教授時代を通してたった一人しか取らなかった研究生として学び、さらに漆藝科の助手として先生の授業をお手伝いしました。

先生の藝大定年後も、日展・現代工芸展を通して、ずっと私の師であり続けた橋節郎先生です。

 

「 第48回 日本現代工芸美術展 」

3月〜4月 東京都美術館  作品を出品いたしました

 

「 第三回 日本の心展 」

3月26〜29日、国際文化会館 (港区六本木5-11-16)

出品作家(50音順):朝岡弘美、大樋年雄、鎌田幸二、神谷紀雄、佐伯守美、須田賢司、田口義明、中島宗皓、波多野善蔵、藤田潤、前田正博、三田村有純、宮田亮平、森陶岳 

 

《2008年の活動》

 国際箸シンポジウム 開催

中国、韓国、台湾から学識経験者を招待し、東京藝大において公開シンポジウムを開催。お箸についてその起源や機能、各国の違いや現状を論じました。

 

≪公開講座 漆の世界〜歴史と美を訪ねて〜≫

第1回 漆を観る

第2回 漆の過去・現在・未来

第3回 漆を通した国際交流 を予定しています。

日時:08年11月8日、29日、12月13日 全3回 

   土曜日10:30〜12:30

場所:新宿住友ビル3F 主催:朝日カルチャーセンター

 

≪ 第16回個展 「まばゆい光、静かなる刻」 ≫

碧い色におおわれ、まばゆい光を受ける 揺らぎの中に聞こえる、自然の息吹

1031()118(土) 銀座ギャラリー田中03-3289-2495 銀座7-2-22同和ビル1F ) 

≪ 第40回 日展 ≫ 「光舞う刻」 を出品いたしました

≪ 是川遺跡「漆の話」講演会 ≫ 10月11日(土)

≪ 東美アートフェア ≫ 蒔絵の箱を出品展示

≪ 漆藝10人展「手のひらの宇宙」 ≫10月25日(土)〜31(金) 銀座竹柳堂

≪MYはしづくり教室 ≫ 9月28日(日)新宿「建設技術展示会2008」

≪ エジプトに行ってきました(08年8月)  

夏の終わりに、ピラミッドと2度目の対面をしてきました。私が漆をはじめて40年たちましたが、大きく意識が変った10年目の転機になったのが、30年前のエジプト旅行でした。

「世界の中の日本」と「日本の中の世界」、≪世界の中の漆≫と≪漆の中の世界≫、、、

現在 思いを新たに、制作中です。

 

≪ 輪島朝粥講 ≫

6月7日(日)午前8時より

石川県輪島の重蔵神社で毎月行われていた四季折々の伝承料理を輪島塗御膳で頂く「朝粥講」再興の試み。重蔵神社正式参拝後、朝粥講「漆をいただく・漆でいただく」と題して三田村有純が漆芸の話を致しました。

 

 

≪ 韓国漆事情報告(08年5月2〜6日) ≫ 

 

6カ国の漆を専門とする大学教授が参加し、漆を食べる文化の研究に、韓国 横城(ヘンソン)と原州(ウォンジュ)に行ってきました。

 

漆の新芽は、切り口がにじんだ漆で黒くなる以外はタラノメそっくりです。ゆでた新芽はコチュジャンを付けて食べました。漆の樹を薪のように割った木っ端から漆ダシをとり、もち米やナツメをお腹に詰めた地鶏と大鍋で煮込んで、たっぷりの漆スープと頂く漆鶏(オッタック)は、マシイッソヨ(とてもおいしい)! 生の漆葉は、カブレない自信のある人だけが食べました。
 
 ウォンジュは健康都市宣言をしている街で、健康関連の一環として漆も研究開発しているそうです。かぶれないウルシジュースも売っていました。漆畑以外に 住宅街にも漆を普通に植えて「多少カブレた方が、その後キレイになるし健康になる」と市役所が樹を市民に配布しているのだそうです(申し込みが多く、当選の倍率は3倍)。でも、漆掻きに適する最低7年を待てずに地元の人が食べてしまったり、薬用として売ったりして、採取する量が減少しているそうです(…?!?!) 癌に効くとも言われている、卵の白身と漆液を一緒に飲む健康法も実演してもらいました。われている、卵の白身と漆液を一緒に飲む健康法も実演してもらいました。

 

≪藝大取手キャンパス開講講座 −きらびやかな漆の世界−≫ 

講師:教授 三田村有純、非常勤講師 見目健、教育研究助手 青木伸介

期間:9月1日〜7日  10:00〜17:00 (計42時間)

費用:19,700円(教材費別途18,000円)

 

三田村有純コレクション小品展 -世界の螺鈿展- ≫ 

三田村有純コレクション。日本・中国・韓国・ベトナム・フランス・イギリスの螺鈿作品を展示。08年6月23日(月)〜7月11日(金) 東京藝大美術学部工芸棟5F 漆芸研究室ギャラリースペース

 

≪橋節郎回顧展 -時空のヴィジョン-≫ 

07年4月に92歳でご逝去された橋節郎先生の回顧展に参加しました

場所:ドイツ ミュンスター ラッククンストミュージアム

期間:4月20日〜7月27日

ヨーロッパでも高く評価されている夢溢れる漆の世界を、44点の作品により紹介。私にとって、20代後半で藝大 橋研究室の研究生以来、様々なお教えを頂いた恩師です。

 



『ウィリアム・モリスの100デザイン 三田村有純監修』

 

 『ウィリアム・モリスの100デザイン』を出版しました。

漆の三田村が何故モリス?とお思いの方も多いかも知れません。

実は、漆のデザインには正倉院の文様の影響がかなり有り、正倉院の宝物をたどるとペルシャに行き着く…

ペルシャでは絨毯にその模様が連綿と受け継がれ、

モリスは絨毯の鑑定士の仕事をしながら日本から渡った和綴じの図案集を眺めていた……

現代の日本人がモリスを愛し、私がモリスの本を監修するのは「距離も時間も国も越えて繋がる美」に惹かれるからなのです。

ご高覧いただければ幸いです。

08年4月30日刊行 雁Y祥 本体4,800円+税A4版

 



『三田村有純TV出演報告』

「美の壺 じゅうたん」 http://www.nhk.or.jp/tsubo/

2009年5月29日(金) 夜10:00 NHK教育TV 

三田村有純は漆が本業ですが、絨毯の研究もしています。日本の様々な模様は正倉院御物に大きな影響を受けてきました。正倉院の宝物には、シルクロードを通ってペルシャから運ばれてきた物が多く有ります。漆のデザインに興味を持った先には、ペルシャを中心とする絨緞の世界があったのです。今回はその絨毯の魅力がよく分かる番組だと思います。私は最初の方にホンのチョットだけ登場しました。

「よみがえる縄文のこころ」 2009年3月12日(木)NHK BSハイビジョン
「たけしの誰でもピカソー天才ピカソを作った7人の女たち」2008年10月31日(金)TV東京



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